
筋肉ロックとは?
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もんでもストレッチでも良くならない理由
もんでもストレッチしても硬さが戻るのはなぜでしょう?
確かにマッサージやストレッチで血流をうながせば確かに少しは柔らかくなります。では、なぜ血流が悪くなったのでしょうか?そこに筋肉ロックという考えをつけ加えるとこの疑問は解決するかもしれません。筋肉ロックとはどういうものかを説明したいと思います。

筋肉には伸びるという機能は存在しない!!
そもそも筋肉は縮むかもとの長さに戻るだけで、自ら伸びるという機能は存在しません。反対側の筋肉(拮抗筋)が縮んでひっぱられることでもとの長さに戻ります。これらの筋肉の長さの制御をしているのが、筋紡錘です。筋紡錘の制御によって関節が外れることなく正常に曲げ伸ばしが実現できているのです。

筋肉ロックはからだの防衛反応
筋肉が硬くなる最大の原因は、実はからだを守るためのシステムにあります。これを筋肉ロックと呼びます。
筋肉に急激な負荷や大きなひっぱりが加わった瞬間、筋肉内のセンサー(筋紡錘)が「これ以上は危ない!」と判断し、筋肉を瞬時に縮ませて守ろうとします。この急激な負荷に筋紡錘がまるでシートベルトを急にひっぱるように筋肉がこれ以上伸びなくなったままロックしてしまいます。これを筋肉ロックとよんでいます。筋肉ロックは筋紡錘というセンサーの異常制御であるため、この異常制御をリセットしない限り、筋肉は自力で元の長さに戻ることができなくなります。

筋肉ロックが起きやすい背景
筋肉ロックは特別なトラブルだけでなく、日常の何気ない習慣の中で積み重なっていきます。
- 長時間のデスクワーク
- 労働やスポーツの疲労時
- ずっと何もしていない状態
これらに共通するのは、静から動への急な動作の発生です。筋肉が動かしていないまたは動かしたくない状態で急に動かしたときにからだをまもる反応で筋肉がロックしやすくなります。

積み重なって、痛みになる
筋肉ロックはひとつだけ起きて痛みになるわけではありません。日常のなかで、少しずつ積み重なっていきます。
小さな筋肉ロック
はじめは、自分でも気づかない大きさです
同じ動作の繰り返し
日々の動作の中で、少しずつ広がります
別の筋肉にも連鎖
かばおうとして、他の筋肉にも負担が移ります
気づいた頃には、痛みに
積み重なった負担が、痛みとして表れます
原因はひとつではなく、いくつもの小さなロックが積み重なって、痛みという結果になります。
筋肉ロックが起きると
血行不良になりやすい
筋肉が短く太くちぢむため、筋繊維内の毛細血管を圧迫します。すると血管を広げようとブラジキニンが分泌され、痛みを神経で脳に伝えます。また、血流不足に伴う冷え性やだるさなどにも影響します。
動きが硬くなる
筋肉が短く伸びなくなるため、関節の可動域が狭まります。それがゆがみや関節への負荷(痛み)、パフォーマンスの低下に繋がります。
ロックが広がる
ロックした筋肉が本来の動きをできなくなると、他の筋肉が動きの悪い筋肉をカバーします。その結果、カバーした筋肉の負荷が増えて必要以上のりきみが生じ、さらなるロックを引き起こしやすくなります。
慢性痛の正体は、ひとつではない
慢性的な痛みは、筋肉ロックが広がり、別の筋肉もさらにロックして、硬く縮んでいくことで起こります。その先に起きていることは、ひとつではありません。
血流不足による痛み
ロックした筋肉が血管を圧迫し、血流が悪くなると、血管を広げようとブラジキニンという物質が分泌され、痛みになります。その痛みが慢性的に続いたものが、血流不足による慢性痛と考えられます。

関節への負荷による痛み
筋肉が縮んだまま伸びなくなると、関節の可動域が狭くなり、動くたびに関節へ負荷がかかるようになります。この負荷が続くことで、慢性的な痛みやこわばりにつながっていくこともあります。
だからこそ慢性痛は、その影響元となる筋肉ロックからアプローチするのが根本的なケアではないでしょうか?
筋肉ロックのリスクについて
筋肉ロックは自覚症状のないうちは気づきません。我慢できるから大丈夫だと、たかが腰痛と甘く見ていると、筋肉ロックは他の筋肉をかばいながら日に日に広がり、さらに硬くなっていきます。
硬く縮んだまま伸びなくなった状態が続くと、関節への負荷が大きくなり、捻挫や怪我をしやすい状態になるだけでなく、脊柱管狭窄症やヘルニアのような、より重い状態に進行するリスクが高まることがあります。ロック箇所が多くなると、ぎっくり腰のような急な激しい痛みにつながることもあります。こういった急性的な痛みに発展するリスクがあります。その場合は、医療機関などにご相談することをおすすめします。
たとえ医療機関でその痛みが治まったとしても、きっかけとなった筋肉ロックそのものは、そのまま残っていることがあります。
