筋肉ロックとは?
THEORY

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からだの防衛反応

筋肉が硬くなる最大の原因は、実はからだを守るためのシステムにあります。これを「筋肉ロック」と呼びます。

筋肉に急激な負荷や大きなひっぱりが加わった瞬間、筋肉内のセンサー(筋紡錘)が「これ以上は危ない!」と判断し、筋肉を瞬時に縮ませて守ろうとします。一度このロックがかかると、センサーの制御をリセットしない限り、筋肉は自力で元の長さに戻ることができなくなります。

筋肉ロックの仕組み

筋肉ロックが起きやすい背景

筋肉ロックは特別なトラブルだけでなく、日常の何気ない習慣の中で積み重なっていきます。

  • 長時間のデスクワーク
  • 労働やスポーツの疲労時
  • ずっと何もしていない状態

これらに共通するのは、「動かない状態」が続いた後の急な動作です。筋肉が冷え固まり、余裕がない状態で動き出すことが、ロックを引き起こす大きなきっかけとなります。

日常生活での筋肉ロック

筋肉ロックが起きると

血行不良になりやすい

筋肉が短く太くちぢむため、筋繊維内の毛細血管を圧迫します。すると血管を広げようとブラジキニンが分泌され、痛みを神経で脳に伝えます。

動きが硬くなる

筋肉が短く伸びなくなるため、関節の可動域が狭まります。それがゆがみや関節への負荷(痛み)、パフォーマンスの低下に繋がります。

ロックが広がる

ロックした筋肉が本来の動きをできなくなると、他の筋肉がそれをカバーします。その結果、他の筋肉の負荷が増えて「りきみ」が生じ、さらなるロックを引き起こしやすくなります。

慢性痛の正体は「ロックの積み重ね」

慢性的な痛みは、筋肉ロックが広がり、負荷が大きくなった状態の筋肉がさらにロックして血管を圧迫した結果です。

血管の圧迫によりブラジキニンが分泌されやすくなり、その痛みが慢性化したものが慢性痛の正体です。

もんでも、伸ばしても、戻らない

筋肉ロックは、筋肉内の筋紡錘(センサー)の誤作動です。

このセンサーの制御を「筋肉ロック解除(ミオンパシー)」でリセットさせない限り、揉んだり伸ばしたりしても本来の筋肉の状態には戻りません。

筋肉が硬くなる要因とケアの違い